青葉を通り抜ける爽やかな風が心地よく、街歩きが何よりも楽しく感じられる5月の下旬。
名古屋の中心地である久屋大通公園で、映画ファンと車ファンの双方の心を躍らせる、非常に特別なイベントが始まります。
2026年5月28日から30日までの3日間開催されるクラシックカーフェスティバル「コッパ・チェントロ・ジャッポーネ2026」です。
今回のイベントにおける最大のハイライトは、愛知県長久手市にある世界の「トヨタ博物館」が特別出展する、スタジオジブリ映画に深く関係した歴史的な名車たちの展示です。
スクリーンの中で主人公たちと共に走り抜け、作品の温かい世界観を支えてきたレトロカーたちが、美しい新緑の久屋大通公園にリアルに姿を現します。ジ
ブリ作品を彩る名車たちが持つものづくりの歴史から、それらを美しくカメラに収めるテクニック、および近隣の「ジブリパーク」とセットで巡る夢の休日散歩ルートまで、大人の感性を優しく刺激する極上の週末プランをご紹介します。
名古屋・久屋大通公園で体験!コッパ・チェントロ・ジャッポーネ2026にジブリ名車が出展
5月28日から30日にかけて名古屋・久屋大通公園で開催される「コッパ・チェントロ・ジャッポーネ2026」は、世界中のクラシックカーが集結する華やかな自動車の祭典です。
今年、トヨタ博物館は「スタジオジブリ映画に登場・関連する車両5台」を、「映画から街へ」という主催者テーマのもとで特別に展示します。
出展される5台のラインナップは以下の通りです。
- ダイハツ オート三輪(1937年): 『となりのトトロ』でサツキとメイの一家が引越しをする際に、荷物を山積みにしていたあのアナログ感漂うオート三輪です。
- フィアット500(トッポリーノ)(1936年): 『魔女の宅急便』でキキがコリコの街を空から見下ろすシーンなどに登場する、クラシックで愛らしい丸みを帯びた車両です。
- シトロエン 11B(1937年): 同じく『魔女の宅急便』の劇中で街を走る、美しく洗練されたフランス製の名車です。
- シトロエン 2CV(1953年): 宮﨑駿監督自身の愛車としても非常に有名な、ユニークなフォルムとフランスの職人魂が詰まったレトロカーです。
- アルファロメオ ジュリエッタ スパイダー(1956年): 名作短編アニメーション『On Your Mark』に登場する、クラシックなオープンカータイプの傑作です。
劇中の印象的なシーンのパネルと共に、実車を間近で観察できるこの貴重な出展は、アニメーションのファンタジーと現実の「ものづくり」の歴史が交差する、めったに出会えない特別な展示機会です。
トトロの三輪からトッポリーノまで。宮﨑駿監督がアナログな名車に託した想い
宮﨑駿監督やスタジオジブリ作品が、これらの戦前・戦後のクラシックな名車たちを劇中に登場させ、自身も愛車として乗り続ける背景には、アナログな「手仕事」に対する深い敬意と愛着があります。
すべてがコンピューター制御され、均一化された現代の車とは異なり、これらの古いレトロカーには、当時の職人たちが試行錯誤を繰り返しながら鉄を叩き、設計した「個人のクリエイティビティとぬくもり」が息づいているからです。
オート三輪のむき出しのエンジン音や、シトロエン2CVの独特のバネが効いた揺れ心地には、便利さや効率化だけでは決して手に入らない、人間の感覚に直接寄り添う「手触り感」があります。
ジブリ作品が描く、少し不便だけれどどこか愛おしく、時間をかけて丁寧に生きるキャラクターたちのライフスタイルは、まさにこれらのアナログな名車たちが持つ「ものづくりの魂」と深くシンクロしているのです。
新緑の光にレトロが映える。久屋大通公園で名車を美しく切り取るスマート撮影術
新緑の木漏れ日とクラシックカーが織りなす絵画のような風景を、自分だけの素敵な思い出としてスマートフォンやカメラで美しく切り取るためには、少しの撮影の工夫が役立ちます。
ただ立った状態で車全体を撮影するだけでは、周囲の建物や他の来客が写り込んでしまい、ジブリ特有のノスタルジックな雰囲気を十分に表現できないからです。
誰でも簡単に実践できる、スマートな撮影のヒントを提示します。
- 「しゃがむ(ローアングル)」で撮る: カメラの位置を車体のヘッドライトの高さまで下げることで、レトロカーの持つ独特の重厚感や、クラシックなフォルムの美しさが劇的に強調されます。
- マクロ(部分のアップ)で切り取る: エンブレムや、特徴的な形のドアノブ、木製のステアリングホイールなど、金属や革の「素材の手触り感」が伝わるディテールをドアップで撮影します。これにより、ストーリー性の高いおしゃれな写真に仕上がります。
- 木漏れ日の逆光を活かす: 5月の美しい新緑の葉の間から差し込む光を、車体の背後に少しだけ取り入れるようにアングルを調整します。金属のボディに光が柔らかく反射し、まるで映画のワンシーンのような幻想的な空気感を演出できます。
車のディテールと光に優しくアプローチすることで、SNSに載せたくなるような、ノスタルジー溢れるアート写真を簡単に残すことができます。
電車で約40分!「ジブリパーク」とセットで巡る、夢のジブリ旅ルート
久屋大通公園でのジブリ名車の鑑賞を終えたら、さらにその世界観を深く楽しむために、愛知県長久手市にある大人気施設「ジブリパーク」へと足を延ばすルートを計画することをおすすめします。
イベント会場である名古屋の「栄(久屋大通公園)」からジブリパークまでは、公共交通機関を使って非常にスムーズかつ短時間で相互にアクセスできる最高の立地関係にあるからです。
夢のジブリ旅を実現するための、スマートな移動プランは以下の通りです。
- 久屋大通公園からすぐの「栄駅」から、地下鉄東山線の藤が丘行きに乗車します。(乗車時間約26分)
- 終点の「藤が丘駅」にて、未来的なリニアモーターカー「リニモ」に乗り換えます。
- リニモの「愛・地球博記念公園駅」で下車すれば、目の前がジブリパークの玄関口です。(乗車時間約13分)
わずか40分〜50分程度の非常に快適な移動時間で、実物のレトロカーを見た後の興奮のまま、キキが暮らした「魔女の谷」やトトロの「サツキとメイの家」がリアルに再現されたジブリパークの世界へダイレクトにダイブすることができます。
この2つのエリアを結ぶ旅の動線をデザインすることで、週末の休日は、日常を完全に忘れることのできる極上のエンターテインメントへと昇華します。
まとめ:不便さの中に眠る美しさ。アナログな名車から学ぶ「暮らしのゆとり」
コッパ・チェントロ・ジャッポーネ2026とトヨタ博物館が提供してくれるジブリの名車展示は、単なる車の紹介ではなく、私たちに「手触り感のある豊かな生き方」を思い出させてくれる優しいメッセージです。
効率やスピードばかりを追い求め、デジタルな情報に埋もれてしまいがちな毎日だからこそ、不便だけれど愛おしい名車の造形を眺め、風を感じながらジブリパークへと旅をする時間は、心にこの上ない余白(ゆとり)を運んでくれます。
5月28日〜30日の3日間、カレンダーに「名古屋・久屋大通公園とジブリを巡る散歩の日」と書き込んでみませんか?
新緑の光を浴びながら、映画の世界が飛び出してきたような美しい空間へ出かけ、五感を心地よくリフレッシュさせましょう。
この記事の位置づけ
この記事は「日々の選択を整える」というテーマの中の1記事です。
流行や習慣をどう生活に落とし込むか──その具体例として書いています。
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