湘南の海沿いを歩いているとき、住宅の軒先すれすれをガタゴトと通り抜けていく緑とクリーム色の電車。
日常の風景として親しんできた江ノ島電鉄の1100形「1101-1151号」が、2026年9月末をもって約45年におよぶ営業運転に幕を下ろしました。
通学や通勤で見かけた姿、休日に潮風を感じながら車窓を眺めた時間など、それぞれの記憶の中に刻まれている思い出も多いのではないでしょうか。
江ノ島電鉄では、長年沿線を支え続けてくれたこの車両への感謝を込め、11月1日(日)より「1100形記念入場券 おせわになりました『1101-1151号』」を数量限定で発売します。
ひとつの時代を駆け抜けた車両の軌跡を振り返りながら、限定記念入場券の魅力やスムーズに入手するための確認ポイントを整理してお届けします。
潮風と暮らしを見守り続けた45年。当たり前だった緑の電車を見送る寂しさと感謝
昭和54(1979)年のデビュー以来、江ノ電1100形「1101-1151号」は45年という長い歳月にわたり湘南の街を走り続けてきました。
当時の最新鋭車両として誕生し、江ノ電として初めて冷房装置を搭載した歴史的な車両でもあります。
昭和から平成、そして令和へと移り変わる時代の中で、沿線住民の暮らしを支え、多くの旅人を鎌倉や江の島の海へと運んできました。
毎日利用していた方にとっては生活の足であり、観光で訪れた方にとっては湘南の原風景そのものです。
いつも同じ場所を走っているのが当たり前だった存在が線路を去る瞬間には、言葉にできない寂しさが込み上げてきます。
一方で、大きな事故もなく45年もの長きにわたって私たちを運び続けてくれた事実に対し、心からの「ありがとう」「お疲れさまでした」という温かい感謝が湧いてきます。
昭和・平成・令和を旅する。限定記念入場券ポストカードに宿る湘南の記憶
こうした深い感謝の想いを形にしたのが、11月1日(日)に発売される限定記念入場券セットです。
手元に残せるアイテムとして、非常に細やかなこだわりが詰め込まれています。
昔ながらの温もりを感じるD型硬券入場券(5枚)
藤沢駅、江ノ島駅、稲村ヶ崎駅、長谷駅、鎌倉駅の主要5駅の入場券がセットになっています。
厚みのある紙質と独特の風合いを持つ硬券には、1枚ごとにシリアルナンバーが刻印されており、世界にひとつだけの記念品としての重みを感じられます。
3つの時代を切り取った特製ポストカード(5枚)
台紙を兼ねたポストカードには、昭和・平成・令和の各時代における「1101-1151号」の走行風景が鮮やかに記録されています。
車両の姿だけでなく、背後に広がる湘南の街並みや空の色の変化まで感じ取れる貴重な記録です。
価格は1セット1,000円(税込)とお手頃ながら、湘南で過ごした大切な時間をいつでも手元で思い出させてくれる特別な記念品に仕上がっています。
手元に迎える準備を整える。藤沢・江ノ島・鎌倉の駅窓口と通販のチェック事項
限定2,000セットのみの発行となることから、発売開始直後からの品切れが予想されます。11月1日(日)の発売当日に迷わず手に入れられるよう、駅窓口と通信販売のスケジュールをあらかじめ把握しておくことが肝心です。
駅窓口での購入(合計1,500セット):江ノ島駅・鎌倉駅は朝7:00より、藤沢駅は発売初日のみ朝9:00より販売開始(通常窓口は11:00開始)となります。
支払い方法の注意点:駅窓口での決済は「現金のみ」となります。
交通系ICカード(SuicaやPASMO)やクレジットカード、QRコード決済は利用できません。窓口に並ぶ前に現金を準備しておく必要があります。
購入制限:1人あたり3セットまで購入可能です。
オンライン通信販売(500セット):遠方にお住まいの方や当日駅へ行けない方に向けて、山口証券印刷が運営する通販サイト『きっぷと鉄こもの』にてWeb販売が実施されます。
販売開始時刻は2026年11月1日(日)朝10:00より受付スタートです。
通信販売枠は500セット限定となっており、シリアルナンバー「1〜100」および「1001〜1400」が割り振られます(※番号の指定はできません)。
回線の混雑が予想されることから、販売開始前に会員登録やログインを済ませておく行動が安心につながります。
電車が教えてくれた、通り過ぎていく日常を愛おしむ豊かな時間
電車の引退という出来事は、私たちが普段無意識に通り過ぎている日常の尊さに気づかせてくれます。
街の景色や走る車両は少しずつ新しく塗り替えられていきますが、そこで誰かと笑い合った記憶や、潮風の香りに包まれて電車を待った心地よい時間は消えることがありません。
記念切符を手元に置くことは、そうしたかけがえのない記憶をいつでも手のひらで温め直せる栞(しおり)を持つことでもあります。
慌ただしい日々のスピードを少しだけ緩め、身近にある風景や通り過ぎていく時間に心を寄せる大切さを、45年間走った電車は静かに伝えてくれています。
まとめ:45年の思い出を胸に、記憶の切符とともに秋の湘南へ
2026年9月末に45年間の営業運転を終えた江ノ島電鉄1100形「1101-1151号」。
その歩みを形に残す「1100形記念入場券 おせわになりました『1101-1151号』」は、11月1日(日)より限定2,000セットで発売されます。
購入に向けて押さえておきたい要点は以下の通りです。
駅窓口(藤沢・江ノ島・鎌倉):江ノ島駅・鎌倉駅は朝7:00、藤沢駅は発売初日のみ朝9:00より販売開始
支払い方法:駅窓口での支払いは「現金のみ」(交通系ICやクレカは利用不可)
通信販売:Web通販『きっぷと鉄こもの』にて11月1日(日)朝10:00より500セットを限定販売
購入制限:駅・通販ともに1人3セットまで
昭和・平成・令和と湘南の暮らしを見守り続けてくれた名物車両への感謝を込め、記念入場券を手にした後は、秋風が心地よい江ノ電沿線をのんびりと散策してみてはいかがでしょうか。
車窓から見える海や街の風景を眺めながら、懐かしい思い出とともに心温まる週末の時間をお過ごしください。
この記事の位置づけ
この記事は「日々の選択を整える」というテーマの中の1記事です。
流行や習慣をどう生活に落とし込むか──その具体例として書いています。
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